今日はいくらかマシ。体調、ぼちぼち。

ここはシンガポールだというのに、私はコートを着て
もこもこの靴下をはき、これでもかというくらいに鼻をかんでいる。

これは風邪なのかなんなのか。

咳も止まらないし、咳をするとアオガエルのような痰が出て
いちいちびっくりだ。

カモミールティーってこんなに美味しかったっけ。

この数日間は寝たり起きたり、ほとんど外に出られない日が続き
昨日強制的に外に出て、仕事というよりはお手伝いをほんの少しやって
ぜえハァ言いながら帰ってきた。

今日はいくらかマシ。体調、ぼちぼち。

読みたい本があるのになかなか読めないでいるから
こうした時間ができるのはとても嬉しくて幸せ。

人と過ごす時間もとてもいいものだし、家族との時間もとても大切だけれども
周りのほとんどの人が私のことを何も知らなくて
でも程度にざわざわしていて、好きな音楽を聴きながら、ただ本を読む。

ここまでをいつまでに読まなくちゃいけない、という期限もないから
さっきのページに出てきた知らない名前を調べたり
調べた後にかなり遠くまで出かけていってもいい。

そういう時間を一週間に一度でいいから持てたら
私はちゃんと調律できる気がするし、願わくば
毎日そういう時間を少しずつでも持ちながら生きていけたら
本当はすごくいいと思う。

トコトコ走ってばかりいると、今あるものにしか目を向けられなくて
ここに無いもの、あるはずなのに無いものが見えなくなってしまう。

なにかの不在。私はそれをいつも感じていたいし
感じられる心の状態にありたい。

さて、書くことの幸せも堪能しつつ、本に戻ろう。

Ai
インタビュアー、ブックコンシェルジュとしてラジオ出演、本、アート、グリーフケアに関する執筆活動をおこなう。2013年から東南アジアを中心とした海外と日本を行き来する生活に。日ごとパワーを増す息子たちとの海外生活に奮闘しつつ、だからこそ改めてこんな風に書くことができる歓びを感じる日々。